番所小滝・千間淵といろいろ(長野県松本市)~ プチ渓谷歩きと乗鞍温泉

いきなり何を言うんだと思われかもしれませんが、正直に言って乗鞍高原は自分の故郷だと思っている。何年か前に、ブログを始めるきっかけとなった乗鞍三滝に心を打たれ、乳白色が特徴的な乗鞍温泉に身体が癒されながら、アルプスの山々と星空に魅了されたzun。

その思い出がずっと忘れられずにふと乗鞍高原にある「番所小滝」と「千間淵」に行ってきました。

番所小滝と千間淵は「番所大滝」という乗鞍三滝の一つに数えられる滝のそばにあり、1時間程度で見て回ることができます。木製の遊歩道が用意されているのでスニーカーで十分ですが、所々腐敗していて崩れていてるので注意が必要。(どうでもいい話ですが「何かの災害でこの道が崩れたりでもしたら、昨今の自治体の財政では二度と復活しないな」と勝手に想像して見納める気持ちで歩きました)

番所小滝と千間淵どちらも同じ小大野川にかかっていて、同じく小大野川にかかる「三本滝」の散策は乗鞍高原では行くべきアクティビティだと思います。いずれ三本滝の紹介記事もあげたいと思うのでお待ちください。

駐車場までのアクセス

インターネットを調べるとここに停めていく人がちらほらいたので停めさせてもらった。(ただ停めていいのかちょっと怪しいので間違っていたらごめんなさい。。。)

車を停めた場所のそばにある案内板。ここから歩いて35分ほどで番所大滝の駐車場に着くのでそこからは国道158号線沿いの歩道を歩いて車まで戻ってきます。(番所大滝の駐車場からスタートとしてここをゴールとするルートでもOK。)

番所小滝・千間淵のスタート地点は駐車場からすぐそばにあります。「のりくら観光協会」の看板が立っていますが、どうも今回たどったのは「B逆コース」というルートらしいです。

写真からは木々が生い茂っているように見えますが、ゴールまで遊歩道は整備されているので歩きやすいです。

千間淵

スタート地点から千間淵まで

歩き始めて最初に目に入るのが「千間淵大橋」という大橋というにはちょっと大袈裟な吊橋です笑

作りはしっかりしていて全く揺れなかった
半分に欠けている橋名板は味がある

橋から下を覗くと左右は岩が切り立っていて、そこを小大野川の水が轟轟と流れているのでちょっとしたスリルを感じることができます。秘境の渓谷歩きでもしているような意外にも気分となり高揚しました。

乗鞍三滝の一つ、番所大滝ばかりに目が行きがちかもしれないがこれはこれで満足度が高いです。

橋を渡ると千間淵はすぐそばです。案内標識があり、川に向かって降って行くと千間淵を正面から眺めるスポットがあります。

千間淵は中心の小さな滝を左右にある半ドーム状の岩壁が囲んでいます。この岩壁が特徴的で樹木のように岩が地面から生えてきてる錯覚を起こす。それが滝壺を覆い隠すようにしているため、左右の黒と中心の川が描く白と青の三色のコントラストに、不気味でどこか吸い込まれそう雰囲気を感じ少しだけ飲み込まれそうでした。

千間淵・番所大滝の遊歩道は全体に整備されていて、非常に歩きやすいです。こういった木製の歩道は景観を損ねることなく自然に溶け込んでいるので、視界の邪魔にならず気持ちがいいです。

透き通った水が呼んでる気がする笑

番所小滝

千間淵を後にしたら次は歩いて2、3分で番所小滝が見えてくると思います。今回は逆コース、つまり上流から下流に向かって進むコースだったので、ます最初に番所小滝を真上から見下ろすかたちになりました。(全く考慮していなかったのがちょっと失敗。。。)

上から見た番所小滝

少し進むと広場のような場所が見えてくるので、ここで番所小滝を見ましょう。

千間淵と比べると少し離れて眺めるになるのが残念。それでもこの時は紅葉が始まるぐらいの時期でしたので、木々がうっすらと黄色付いていて空と滝のコントラストがいい感じでした。

また手前のほうに川遊びをするのにもってこいのスポットがあり、真夏なら泳いでから近くの乗鞍温泉に行くのもありかもしれないと思った(来年の夏にでもやってみようかな?笑)

ここから番所小滝の下流に目を向けるとまた橋が目に入ってきます。「夢見橋」という橋で、あ次はあそこに向かって遊歩道を進みましょう。ゴールはもうすぐです。

夢見橋から番所大滝の滝口が見ることができます。番所大滝を下から見たことあるが、それ上から見ることできたのはうれしい収穫。

写真に見える滝口の先は落差40mの大滝となっています。それが想像できないほど静かに水が流れているのに滝の面白さがあるのかな思いました。

あの先は落差40mの滝。。。

夢見橋を渡った先は番所大滝の駐車場までひたすら上りとなり、このコースの一番の難所ですので頑張りましょう。途中で番所大滝の観曝台がありますのでそこで少し休憩するのもおすすめ。

奥の観曝台から番所大滝の滝口が見えます
滝の下まで見えたかな。。。?

金属フェンスが見えたらゴールの番所大滝の駐車場です。駐車場にはトイレもあるので、ここで用をすましてから車を停めた場所まで進むのがいいかと。

B逆コースのゴール地点
左の建物がトイレ
駐車場は有料で200円。現金オンリー

貸切り風呂を借りた美鈴荘

今回利用させて頂いたのは「美鈴荘」さんの貸切温泉。朝の9時から借りることができ、最大1時間までで2100円。正直このクオリティでこのお値段なので完全に虜となりリピート確定です。文句無しに最高です。

今回乗鞍高原に来た目的は乗鞍温泉に入ることで滝巡りはおまけだったので、本来ならこちらの紹介がメインストーリーになるのが正しいかもしれません笑

乗鞍高原温泉
美鈴荘の源泉かけ流し乳白色の天然温泉・露天風呂があなたの体を癒します。乳白色の天然温泉は24時間入浴可能。内湯の他に男女別露天風呂もございます。満天の星空を眺めながらの入浴は絶対おすすめ。
内湯
露天風呂
脱衣所
休憩所も用意されていて至れり尽せり

道の駅 風穴の里

お昼は乗鞍高原の名店「合掌」が残念ながら店休日ということで「道の駅風穴の里」でそばと舞茸の天ぷらをいただきました。どちらも美味しく頂きました。

大盛でちょうどよかった
道の駅の食堂メニュー

前に乗鞍三滝見るために乗鞍高原を訪れて以来、この地の魅力にすっかり取り憑かれてしまったzun。まだまだ行きたい場所があって飽きがこない場所ですが、次は乗鞍岳と湯けむり温泉館を攻めてみようと思います。(乗鞍三滝も近いうちに記事で紹介します)

それではまた!

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