前回紹介した『仙の滝』と並んで世立八滝の中で手軽に行ける滝の紹介です。
『大仙の滝』は駐車場から5分でつき、水量、落差ともに十分にあって滝壺まで歩いて行くことができる至れ尽せりな滝です。観光のための滝としては非の打ち所がありません。
ただ見過ごすことができない大きなマイナスポイントが一つあります。それは市街地から遠いのです。。。駐車場からは抜群に近い、けど市街地からは遠い、そんな大仙の滝が今回の滝となります。
おまけとして近くにある『段々の滝』も紹介していますが、行くことはおすすめはしません。(理由は後述)
駐車場までのアクセス
『滝見ドライブイン』で車を停めることができます。食べ物のメニュー写真がいい感じに朽ちているので、以前はドライブインとして営業していたのかもしれません。(訪れた時は休業中でした)
駐車場自体はアスファルトで舗装されていて、スペースも広く使い勝手がいいです。使っていないですがトイレもあります。 (たぶん使えないです。。。)
滝までの道のり
上の写真を左から右の順で、矢印通りに進めばさくっと滝に辿り着けます。登り下りがないので本当にさくっと行って帰ってこれます笑
大仙の滝までは簡単に行けるのですが一つ注意してほしいのは急な階段を登って『段々(だった)の滝』に進まないように注意してください(写真のバツが着いてるルート)
この日は段々の滝にも行ったのですが、名前のように階「段」の数が半端ないです。(滝自体はその苦労に見合わないので行くのはおすすめしません。。。)
ちょっと面白いなと思ったのはこれ。
なんとバスが滝のそばを通ってます!(「こんな秘境にバスが通るなんてマジかよ!?」と感心したので写真に残しました)
調べてみると『滝見前』というバス亭で1日数本ほど通るそうです。生活用のバス路線なんですかね?
大仙の滝
(写真が逆光気味で申し訳ありません。。。)
10mほどの落差、十分な水量、広い滝壺と周囲を岩と木々で囲む箱庭感。コンパクトで観光として楽しむには必要十分です。『大仙の滝』は大きくなくとも自然の良さ、美しさを教えてくれる滝でした。
滝の間近まで行けるように整備されてるのは目珍しく滝好きしてはありがたいです。
奥まで行くと滝の水飛沫が飛んでてきてまともに撮影できません笑
駐車場から徒歩2、3分というアクセスの良さ、アプローチできる滝壺とコンパクトな箱庭を持つ大仙の滝は観光するにはとても魅了的なスポットです。ただしこの辺り一体が長野県と群馬県の県境(秘境)で周りに本当に何も無いという大すぎるハンデを背負っています。。。
それでも滝が好きな方であれば草津や野反湖に訪れた際は是非立ち寄ることをおすすめします。
それではまた!
【おまけ】段々(だった)の滝
この段々の滝に行くことをおすすめしていないのは、実際に自分の足で行ってきたからです笑
その記録を写真として残してますが、その道中は階段が長く辛い、面白みの無い道です。。。案内看板が言ってるようにスタート時点で700段の階段が待ち構えてます。
個人的に辛ったのが所々でで心を折りにきてるこのメッセージたち。
「この先急な上りです」「この先急な下りです」
段々の滝に行かせたいのだろうか?それとも「無理するな」とでも言ってるのでしょうか?
半分ほど進むと『天狗の足跡』という岩場が見えてきます。大きな人の足跡に見えてなくもないですが、この時点でなかなかに疲労していたので、楽しむ余裕はありませんでした。。。
段々の滝への道の最後には『仙の滝』で見たあの梯子階段が待ち構えています。
そして段々の滝。滝自体は2段構成で水量も落差も楽しむには十分ですが、いかんせんここに来るコストと見合っていない。
ここで体力と時間を消費するぐらいでしたら『嫗仙の滝』に行くのおすすめします。
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