野反湖に行くついで近くに滝がないかと調べみたら、世立八滝なる8つの滝が群馬県吾妻郡六合村の八石沢川と依田尾川にかかっているとのことで早速行ってきました。
八石沢川の上流から、『殺人(さうぜんのたき)の滝』、『井戸の滝』、『不思議の滝』、『久内の滝』、『箱の滝』、『段々(だった)の滝』、『大仙(おおせん)の滝』の7つが、依田尾川の『仙の滝』の合計8つの滝を合わせて世立八滝というそうです。
上の看板は仙の滝の駐車場にあったものです。(たくさん滝があって全部見て回れると思いきや、実のところ手軽に行けるのは『大仙の滝』と『仙の滝』ぐらいしかありません。。。)
特に理由は無いのですが最初に『仙の滝』を目指してみました。
駐車場までのアクセス
(GoogleMapに駐車場の情報が無いのでどこにあるのかわかりづらく困りました。ようやく見つけたと思ったら進入する道も狭いので若干不安になりました。。。)
芝生の開けた場所が仙の滝の駐車場になります。当然トイレはあるなどと期待してはいけません。というかこの周辺に公衆トイレがほとんど無いです。
あとこの駐車場に先ほど上で紹介した世立八滝全体の案内看板があるので、写真に残しておくことをオススメします。
トイレも無い辺鄙な場所にある駐車場ですが、そんなことどうでもよくなるくらい集落はのどかで素晴らしい風景です。
滝までの道のり
駐車場から仙の滝に向かうには案内看板の前を左手に進んでください。
滝への道は舗装されておらず、あまり整備もされてないので、草木が少し生い茂っています。サンダルよりはスニーカーをおすすめします。
駐車場からは滝の手前にある梯子階段以外、大きな登り下りはありません。大人の足であれば10分もかからずにさくっとたどり着けるかと思います。
この石橋が見えたら仙の滝はもう近くです。ジブリの世界に出てきそう橋で引き込まれる感じがするのですが、整備されていないのか落ち葉や雑草でだいぶ汚れていて足元が少し不安になります。
道中の最後に待ち構えているのはなかなかの勾配がある梯子階段です。しっかり固定されているので揺れることはなかったですが、それなり恐怖はありました。
人によって登りより下りのほうが大変かもしれません。
仙の滝
階段を上がれば仙の滝が目の前に現れてきます。
落差は20m無いぐらいでしょうか?滝壺はありませんが滝の真近まで近づくことができます。
白糸のように流れ落ちる水と黒い岩壁、滝の倍の大きさはありそうな奇石、そして5月の新緑の美しいコントラストがとても心に残りました。こんな滝がまだまだ日本にはあるのかと年甲斐もなくワクワクしました。
真横から見た仙の滝。隣に反り立つ巨石が他の滝にはない独特の雰囲気を纏っています。
これまで多くの滝を見て回ってますが、他では見たことがない変わった感触の岩肌でした。
ちなみにここに大きな蜂の巣が作られてました笑。垂直にピシっと反り立つ岩が蜂の巣がおできみたいで印象的でした。
駐車場からアクセスも良く、人も全くいないのにこれだけの滝が拝めたことに少し驚きました。世立八滝の中で最も心に残った滝です。草津周辺に行ったら訪れることをオススメします。
それではまた。
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